パイオニア レコードプレーヤー PL-30L

パイオニア レコードプレーヤー PL-30L

 

PIONEER PL-30L

 

 

PL-30L

 

パイオニア PL-30L 1979年

 

 

 レコードってこんなにいい音でしたっけ。低音は力強いし、ヴォーカルはいろいろな音が重なって一つの声になっているのが分かります。いわゆる倍音というものです。昔持っていた安価なフルオートプレーヤーと付属のMMカートリッジでは分かりませんでした。

 

 70年代から80年代の普及機は、59,800円という価格が中心でした。この価格帯はコストパフォーマンスに優れたものが多く、このPL-30L も上位機と遜色のない優れた性能を有しています。現在の価値で言えば軽く10万円を越す価格になると思います。

 

 注意することは、国産の大半の機種がオルトフォンSPUカートリッジが重くて取り付けできません。専用のウエイトが必要なのですが、これが今となっては入手困難なことです。普通にオルトフォンSPUが取り付けできて入手しやすく高価すぎることもなく性能のいいアームはFR-54でしょう。私も欲しいアームです。

 

 本格的にレコードを聴くなら、いずれ良いベルトドライブ機が欲しくなりますので、初めから入手しやすいトーレンスを選択してもいいかと思います。

 

 

PL-30L

 

トーンアーム付け根の六角ボルトを2本緩めるとアームの高さが調整できます。

 

 

 

 中古のカートリッジを譲り受けていざ使おうとしたら針圧のかけ方が分かりません。取説もなくて、ネットでそれらしい方法を見て色々やっているうちに昔の感覚が戻ってきました。

 

 

 トーンアームにカートリッジを取り付け、バランスウエイトを回してトーンアームが水平になるようにします。水平になったところで、バランスウエイトが回らないように注意しながら、目盛りが切ってあるリングだけをそっと回してリングのゼロ目盛りを目印に合わせたところが0グラムです。ここから目盛りのリングとバランスウエイトを一緒に所定のグラム数まで回すと針圧がかかります。言葉で表すと分かり難いですが、どのプレーヤーでも同じなのでやってみると分かります。

 

 

 アームのリフトアップはスムーズでしたが、ダウンは降りるスピードが速すぎました。PL-30、50、70シリーズは無接点の電気的な方法でアームを上下しているので、調整のしようがありませんでした。一般的なシリコンオイル使用のものでしたらオイルを入れ替えたり追加することで調整できる場合があります。

 

 

 ようやく聴けるようになりました。CDを聞き慣れた耳には、新鮮に聞こえる効果も幾分かはあるのは確かでしょう。でもそれだけではない音の良さに驚きの連続でした。こんなに生々しく雰囲気のある音だったんだろうか。実際、CDはめっきり聴かなくなってしまいました。CDはメリハリのある繊細な明るい音なのですが、どこか平面的で、レコードの音場感や奥行き感を一度知ってしまうともう戻れません。それからはコツコツとレコード収集に励むことになってしまいました。

 

 

 たまたま読んだオーディオ雑誌に、「アナログは連続した音場がつながっているが、デジタルはその瞬間瞬間の音をスパッと輪切りにした信号(微分した状態)を順に次々と並べている(積分した状態)もの。これでは前後の音場などつながるわけがない。」というようなことが書かれていました。真偽のほどは分かりませんが、表現としてはとても分かりやすいと思いました。少なくとも普及機レベルでは、レコードで聞き取れる音のニュアンスがCDでは聞き取れません。1950年代の録音のレコードでも表現力の素晴らしさにはあきれるほどです。

 

 

PL-30L

 

PL-30L (カートリッジレス リフトアップ機構付き)

 

 

 クォーツ PLL DCサーボ・ホールモーター
 ダイレクトドライブ方式
 S/N比 78dB以上

 

 スタティックバランス型トーンアーム
 実効長 250mm
 オーバーハング 14mm
 針圧調整 ウエイト1回転1g(0.1g目盛)
 適合カートリッジ自重 4〜13g 

 

 (オルトフォンSPUを取り付けるには、別売の追加のバランスウエイトが必要です。おそらく入手は困難だし、手に入ったとしても、ウエイトを付けたアームが垂れ下がるおそれがあります。)

 

 外形寸法 490W×180H×401D
 重量 11.5kg

 

 

 

 

 

ベルトドライブ機

 

 

 昔の一時期は標準だったベルトドライブは、ダイレクトドライブの出現であっという間に姿を消してしまいました。TRIOにはベルト&リムドライブというのもありましたね。リムドライブしか持っていなかったころは、ベルトドライブはあこがれでした。

 

 

 いま雰囲気のあるベルトドライブ機が秘かに欲しいのです。
 パイオニアで言えば「PL−61」なんかはどうでしょうか。

 

 

PL-61

 

 

レコードプレーヤをもう1台

 

 

 ジャズを聴くようになると、カートリッジはシュアーを使いたくなります。ユニバーサル型のアームはカートリッジ交換ができるのですが、これが意外に面倒なものです。今考えているのは、FRのアームがついたDENONのプレーヤーを購入して、これにはSPUをつけ、PL−30LにはV15typeVをつけてジャズ用にしてしまうことです。ジャズとくればスピーカーはJBLでしょう。かくしてB級の夢はどんどんふくらんでいきます。

 

 

>>いまヤフオクで出ているPL-30L

 

>>いまヤフオクで出ているPL-50L

 

 

 

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